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中濠(中曲輪)沿いの城門跡を見て周るには以下のルートがあります。 まず姫路駅前から「みゆき通り」を北上して国道2号線を左に曲がり、中濠跡の石垣にそって東に進むと「中ノ門跡」「くまたか門跡」「埋門跡」が順にあります。「埋門跡」のすぐ東には船場川が流れており、今度はここを右に曲がって船場川に沿って走っている「千姫の小道」を北上すると「車門跡」「市ノ橋門跡」があります。「千姫の小道」は「市ノ橋門」付近で車道を横切り、「好古園」の東脇を通ってさらに北上し「清水門跡」に着きます。この「清水門跡」付近には「北勢隠門跡」や「鷺の清水跡」がありますが、車道が旧来の石垣を貫通して直接「北勢隠門跡」に続いているために「清水門跡」と「北勢隠門跡」を間違えやすくなっているので案内板でよく確認しておいた方がいいです。 また「清水門」の桝形内にある「鷺の清水跡」は播磨十水の一つに数えられた井戸の跡で、現在は上屋が復元されています。「清水門跡」から先は道が一時的に中濠沿いから離れますが、大きく右方向に回り込む様に進んで行くと再び中濠沿いの道に戻ります(中濠に沿って整地された小道が「清水門跡」付近の祠脇より伸びていますが、これは通行禁止ですので入らないように注意して下さい)。また石垣もこの辺から土塁にかわり、木々に覆われてよく判らなくなります。中濠に沿って西方向に進んで行くと県道518号線に突き当たり「姫路市立城郭研究室」脇に出ます。この付近が「野里門跡」で、県道のために破壊されていて原型を止めていませんが説明板はあります。中濠は県道を横切って郵便局と消防署の間に続いており、濠の脇の小道をさらに進んでいくと「久長門跡」「内京口門跡」と順に辿り着きます。「久長門跡」に着くまでの途中に橋がありますがこれは姫路城の城門とは無関係です。また「内京口門跡」は現在、賢明女子学院の裏門となっていて鉄板の扉で塞がれ通行出来なくなっていますが、門の脇には「陸軍省所轄地」と書かれた石柱が建っており、かつて姫路城が陸軍の駐屯地であった事を教えてくれます。
「内京口門跡」をそのまま南下すると国道2号線に出ますが、この付近は開発が進んでいる為に濠が無くなっており、姫路城の中曲輪以内と指定された国の特別史跡から唯一外された地域となっています(この付近に存在した鳥居先門は開発により消滅してしまっています)。なお国道2号線に出て右に曲がり、東方向に進んでいくと「みゆき通り」の手前で最後の城門の「惣社門跡」に着きます。中曲輪に設置された十一ヶ所の城門の内、消滅した「鳥居先門」以外で破壊が激しいのが「野里門跡」「市ノ橋門跡」、多少破壊されているのが「中ノ 門跡」と「惣社門跡」、原型を保っているのが「くまたか門跡」「埋門跡」「車門跡」「清水門跡」「久長門跡」「内京口門跡」です。距離的にかなり有りますがこれほど残っているのも珍しく、見ていて損はないと思います。
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