写真:岡 泰行

掛川古城の散策コース

掛川古城は整備された小山で公園となっている。特に時間制限は無い。龍華院大猷院霊屋のある削平地が掛川古城の本曲輪で、その東側に土塁と堀切が残る。

掛川古城で見るべきポイント

  • 掛川古城・龍華院大猷院霊屋

    三代将軍徳川家光を祀る龍華院大猷院霊屋

  • 掛川古城・土塁

    龍華院大猷院霊屋の東側の土塁

  • 掛川古城・大堀切

    大堀切

掛川城の北東に子角山(ねずみやま・別名天王山)という山がるが、ここに掛川城の前身、掛川古城があった。現在は、三代将軍徳川家光を祀る龍華院大猷院霊屋があるほか、その東側には土塁と大堀切が残る。整備されていて遺構は見やすい。 余談ながら堀切の西斜面には4つの穴が空いているが、第二次大戦中の防空壕でいずれの穴も内部で繋がっていて120mほど掘られたらしい。幸いにして掛川は空襲には遭わなかった。現在は子供が入ると危ないので、穴を公園整備をしている人が枯れ木などで塞いでいる。

また、掛川城が龍頭山、掛川古城が龍胴山、さらに北にある龍尾神社が龍尾山とも呼ばれいる。一連の峰で繋がっていたことから、山容が龍が地上に横たわっている姿に似ているとして、そう呼ばれたらしい。永禄12年(1569)の掛川天王山の戦いでは、今川が守る掛川城を徳川家康が攻めた際に、当初、龍尾神社に家康は本陣を置き、包囲網を縮めるかたちで掛川古城に本陣を移した。そう考えると、龍の頭、胴体、尻尾と3つの山に足を運ぶのも良いかもしれない。

掛川古城の関連書籍

掛川市が発行する観光パンフレット『高天神城読本』は、高天神城のあり方ガイド。その歴史や縄張について、詳しく掲載されている。ネットでPDF公開されている。

掛川古城の撮影方法

掛川古城(子角山)から望む掛川城掛川古城(子角山)の北西角あたりに、本曲輪から一段下がった小さな曲輪があり、掛川城を北東から望めるぞ。

掛川古城の写真集

城郭カメラマン撮影の写真で探る掛川古城の魅力と見どころ「お城めぐりFAN LIBRARY」はこちらから。

掛川古城のおすすめ旅グルメ

掛川のうなぎ・うな助掛川は「うなぎ」の名店が多い。掛川城・掛川古城から最も近い「うな助」は比較的薄味で、駅に近い「甚八」は味が濃い目と現地で聞いた(甚八は要電話予約)。掛川では、うなぎは背開きだが蒸さないところが多く、どちらかというと関西風だ(写真はうな助)。

掛川古城の史跡めぐりにこだわる最適なホテル

掛川城をベースに考えて、JR掛川駅付近のビジネスホテルが良い。掛川城ページで詳しく解説しているので合わせてご参照を。

掛川古城のアクセス・所在地

所在地

住所:静岡県掛川市掛川1104 [MAP] 県別一覧[静岡県]

アクセス

鉄道利用

JR東海道本線、掛川駅下車、徒歩15分。掛川城から徒歩7分。

マイカー利用

東名掛川ICより。掛川城の北東の小山、龍華院大猷院霊屋を目指す。山頂に無料駐車スペースがある。

城ファンの気になるところ (2)

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    掛川城案内のお爺さんが城の歴史にとてもくわしい。親切に教えてくれました。現在の掛川城は堀尾氏のもので、今川氏の武将朝比奈氏が守った旧城、掛川古城がすぐ近くにあります。掛川城から東に少し歩いた所で、神社がその跡地です。巨大な堀切が残ってます。1号線横の崖の上。学校と神社が目印かな。

    ( たきしゅー)

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    掛川古城で見るべきものは、見事な空堀(堀切)1本と土塁。

    ( 光秀)

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