バイク普通二輪免許教習 第二段階と卒業検定

50代のバイク免許 普通二輪

第二段階は主に法規走行を学ぶ。私が通っていた教習所では第一段階でも安全確認など、ある程度たたき込まれているので、車線変更や見通しの悪い交差点での通行などケーススタディを学んでゆく。また、濡れたマンホールの上でハンドル操作を行う(止まったまま)など、滑りやすさも経験した。

それともうひとつ、卒検のコースを覚えてゆく。これは少し苦労したが通っていた教習所がYouTubeで限定公開していたので、速度感やどこでサインを出すなども含め毎日何度も見て覚えた。マンツーマンではない教習、少しでも経験ある者が前を走るのだが、前の人がコースを間違えたことがあったが、こちらは信じるコースを走った。指導員の先生方も、私が乗るとはらはらしていた第一段階も、第二段階後半に来て「安定しているのが分かる」と、なんとかお言葉も頂戴することができた。

第二段階シミュレーション後は、卒検でこなす、一本橋やスラロームなどの各実技を復習して制度を高めてゆくのだが、ふと不思議に思ったことがあった。どの指導員さんからも「スラロームを何回か行きましょう」という言葉が無かった。これはどういうことかと聞いてみると、まずタイムというより普通に走れているので、特に問題視されていないことと、また卒検では前半にこなす課題で、減点方式の試験なのでタイムを多少オーバーしようとも安全にこなすことを重要視した方がいいとのことだった。なるほど納得。

ついでにもうひとつ聞いてみた。実は通っていた教習所は、私に苦手な一本橋が2つあった。一方はコースから入りやすく、一方は入りにくい。これは前が詰まっていたりすれば、入りにくい方に行かなければならないのか、と聞いてみると、そういった厳密なルールはないので、自分の得意な方に詰まってでも並ぶべしとの回答を頂戴した。なんとも面白い回答で、第二段階は後半になればなるほど、こういった卒検の課題の制度を高めるあらゆる工夫を教えていただいた。

教習所というと、18歳に普通四輪を取得したが(現在は恥ずかしながらペーパードライバー)、時代的に指導員の言葉も厳しく、まさしく昭和だったが、今回お世話になった教習所は、すべての指導員さんの言葉に、なにひとつ無駄が無かったことは驚いた。随分よくしていただいた。

第二段階にも見極めがあり、これもすんなり通った。あとは卒業検定を残すのみとなった。

卒業検定

決められたコースを走るのだが、落ち着いて乗車することができた。あがり症の私も練習量が安心感を生んだのかもしれない。もちろんこのまま公道に出て走れる実感はないが(公道は全く異なるとは思うが)、ある指導員さんには「最初担当させてもらい、どうなるかと思ったけどうまくなりましたね」と卒検後に声をかけてもらった。50代で新しいことに手を出した感があり印象深く聞こえた。このまま、教習所の卒業証書を持ち免許試験場に行けば、学科と技能免除で普通二輪免許が交付されるらしい。

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