洲本城ツーリング

ADV160

大阪から淡路島へは、高速を使い行きやすい。バイクなら高速料金も安く、普通四輪と比較すると費用負担も少ない。片道1時間50分(96km)の道のりだ。時間はお昼前に出発、現地滞在3時間で帰路につくといった感じだ。旅というのは、橋を渡ると別の土地に来たと感じやすい。明石海峡大橋は、海面高297m、3.911mの長さがあり、その眺望がいい。振り返れば明石城も見えるかもしれないと思いつつ、バイクに乗りながら橋から見る海の眺望を楽しんだ。淡路島に渡って後の最初の休憩地点は、観覧車のある淡路SAは寄っておこう。

淡路島へツーリングといえば、大抵は一周150kmの海沿いの地道を楽しむのだが、私の目的は洲本城だ。景色が愉しめる海沿いに地道を通りながら、洲本市へと向かった。洲本城は眺望も良いので、ツーリング先にとても気に入っている。天正9年(1581)の秀吉の淡路侵攻後、仙石秀久が城に入り、脇坂安治のときに、今見る姿へと洲本城は大改修された山城で、総石垣、天守、登り石垣などが主な遺構だ。

城ツーリングでは気軽に撮影した写真を載せていきたい。そう、iPhoneによる撮影だ。一眼ミラーレスをバイクでもっていくことがずっと課題だったが、今は振動を気にしてカメラリュックに入れてバイクに乗っている。軽目のリュックがミソだ。それでも免許取得後半年で一眼を持っていけるようになったということは、バイクに多少慣れてきたのかもしれない。洲本城では、iPhone撮影のほかに要所は Canon EOS R5 で撮影している。

洲本城を後にし、帰りにまた淡路SAにより鯛塩ラーメンで身体をあたためた。まるごと1個玉ねぎが入っている淡路玉ねぎ鶏白湯ラーメンと、鯛塩ラーメンとを迷ったが、私の明石海峡の印象は、ずばり「鯛」なので、鯛塩ラーメンにした。明石海峡の鯛は、尾びれ付近の骨にしこりがある場合があり、海流にもまれてからこそつく美味しさのマークともいえる。えっ、このラーメンの見た目からはそんなことは微塵も感じないって!? そう、絵的には鯛らしくないが、これが実にいい。鯛の切り身が入っており臭みはゼロ、出汁との相性が良く疲れを癒やしてくれた。

ちょうど明石海峡大橋を本州に向かって渡るころ、日が暮れた。こうなると阪神高速が神戸三宮界隈で渋滞となるのが常だが、阪神高速湾岸線に迂回路をとり帰路についた。往復約200kmのほどよい距離感の日帰り城ツーリングとなった。バイク旅は楽しい。次回は膳所城(滋賀県)の移築城門めぐりを再開するか、はたまた徳島に渡るか、また考えよう。

洲本城
兵庫県洲本市小路谷1272
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道、洲本ICから東へ約8km 無料駐車場有り
電話:0799-24-7613

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP