日本三大水城
水城とは、海や河川、堀に海水を引き入れて築かれた城で、水面を防御と景観の要とした構造をもつ。なかでも高松城(香川県高松市)、今治城(愛媛県今治市)、中津城(大分県中津市)は、日本三大水城として名高い。高松城は瀬戸内海の潮を堀にたたえ、海と一体化した城構えを見せ、今治城は藤堂高虎の築城術を示す壮大な海城として知られる。中津城は黒田孝高が築いた九州の名城で、満潮時には海水が堀を満たす。三城はいずれも海と共に生きた城下の歴史を今に伝えている。
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高松城の見どころ 美しい写真で巡る | 香川県高松市の城 – お城めぐりFAN
高松城は海城で、天正16年(1588)生駒親正によって築かれたのが始まり。江戸初期に徳川光圀の兄の松平頼重よって改修され現在の姿となっている。別名を「玉藻城」という。月見櫓と水門、移築された艮櫓が現存し、天守台を含む本丸石垣と、東ノ丸石垣が残り、水堀は海水が引き込まれている。
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今治城の見どころ 美しい写真で巡る – お城めぐりFAN
瀬戸内に開いた海城・今治城。藤堂高虎が築いた海水堀と高石垣、城下町の町名が今も残る景観が魅力。模擬天守は資料館で古絵図を公開。移築城門や来島海峡の眺望も楽しめ、しまなみ海道の海城めぐりの拠点に最適。城郭カメラマンの写真で案内。
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中津城の歴史と見どころ 美しい写真で巡る | 大分県中津市の城 – お城めぐりFAN
中津城は、黒田官兵衛こと黒田孝高が築いた日本三大海城の一つ。潮が堀を満たす独特の構造を持ち、細川・小笠原・奥平の諸氏が治めた。海とともに歩んだ豊前の名城を、城郭カメラマン撮影の写真とともに紹介。