城郭カメラマン 岡 泰行
1996年より各地の城を歩き、その構造美を写しとめてきた城郭写真家。現地調査を重ね、写真と文章の両面から城の魅力を語り継いでいる。「先人たちの知恵とおしゃれ心」を主題に、写真を歴史の記録にとどめず、芸術の眼差しから「歴史の意匠」を浮かび上がらせ、風景にひそむ美を撮り続けている。
なお、株式会社アイエスオーグラフィックの代表取締役として、写真制作やデザイン・ディレクションも行っている。過去に「PARCO-CITY AWARD 優秀賞」を受賞している。
城郭写真のビジュアルアーカイブを構築し、NHKや自治体、新聞社・出版社へ作品を提供。朝日新聞社・全日本写真連盟主催「全日本お城写真コンテスト」では審査委員長を務める。大坂城豊臣石垣の発掘調査・保存工程の記録撮影も担った。
誌面やWebでの執筆に加え、講演や撮影見学会を通じて「歴史を知り、歩き、撮る」視点を広げ、城を中心に、その地の風土や時の流れを読み解くことを活動の軸としている。講演では「撮る、観る、語る、城の世界」と題し、自らの提唱する「美しさの地図」を解説。写真家としての観察眼と歴史理解を活かし、構造や意匠をひもとき、見学や撮影の要点を示すとともに、監修・執筆を独自の視点で展開している。
関連リンク
- お城めぐりFAN LIBRARY(外部サイト・写真コンテンツ)
- 写真家プロフィール(外部サイト・完全版)
掲載実績・活動履歴(抜粋)
主なメディア提供・掲載内容:
『デジタルカメラマガジン』への寄稿執筆、『文藝春秋』『ノジュール』『旅の手帖』などでの連載、令和7年度版教科書『中学社会 歴史的分野』、日本郵便『国宝の城 2020』フレーム切手、『備中松山城』など観光ポスターへの写真提供、『姫路城を守る会』や『全日本お城写真コンテスト』での講演など、メディア提供・掲載実績は500媒体以上にのぼる。
- 写真掲載・執筆実績一覧(外部サイト)