水攻めの城(一覧)

戦国時代の攻城戦には、地形を巧みに利用した「水攻め」が行われることがあった。河川を堰き止めて水を引き込み、城を孤立させて兵糧や士気を奪うという、極めて大規模な戦術である。代表的な例としては、備中高松城を攻めた羽柴秀吉の戦が知られるが、その後も各地で水流や湿地を利用した攻防が展開された。堤防や水路跡などの遺構が残る城もあり、戦国の知略と土木技術を今に伝えている。本ページでは、水攻めにまつわる城を紹介し、地形と戦略が織りなす攻城戦の姿をたどる。

水攻めされた城で有名なのは、備中高松城(岡山県岡山市)、紀伊太田城(和歌山県和歌山市)、忍城(埼玉県行田市)の3城だ。