彦根城の構造と見どころ

天守 彦根城の見どころ

彦根城の天守は三重三階で国宝に指定されている。天守が国宝に指定されている5城のうちのひとつだ。その印象は譜代筆頭にして、徳川幕府の重職を担う家柄を考えると、やや小振りなようにも感じられる。これは、立藩時の身代が18万石であったことと関係があると考えられるだろう。一方、入母屋破風や切妻破風、唐破風をはじめ、廻縁、華頭窓、懸魚(けぎょ)などの趣向が凝らされており、武張った家風の中にあって美しさも表現されている。内部構造としては長い柱で建物を支える通し柱を用いず、各階ごとの管柱で構成されている。

彦根城天守
一説には、彦根城天守は関ヶ原の戦いの当日に落城したものの、立花宗茂や小早川秀包など西軍の一部の武将を引き付け、東軍勝利の遠因となった、大津城から移築したものと伝わる。附櫓、多聞櫓とともに国宝に指定されている。

彦根城天守は、大津城天守の移築と伝わるが、昭和30年代に行われた解体修理時点では天守と太鼓門櫓天秤櫓は移築されたものであることは確認されたが、どこからの移築なのかは裏付けられていない。

彦根城天守の唐破風
唐破風は漆塗りで金箔押しの飾り金具が付いている。

彦根城天守
破風の数もほかの天守と比べ18個と多く切妻破風も見られる。

彦根城天守入口
天守台横に付属する小さな建物は天守入口で地階に通じる。

(文=mario 写真=岡 泰行)

彦根城の構造と見どころ
彦根城

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