姫路城で見られる切り込み番付は、絵と文字に分類される。絵は文字の読めない人でも組み方が分かるよう工夫されたもので、同じ絵同士を繋いだりする(文字は棟梁クラスの人が読む)。写真は姫路城の大天守3階に観られる切り込み番付で、多羅葉(たらよう)の葉が刻印されている。多羅葉は水分の多い葉を持つため火災に対して縁起をかつぎ用いたとする説もある。
しまなみ海道に浮かぶ能島城。能島村上氏(村上水軍)の拠点だった城跡で、島全体が城だった。周囲の海は潮流が激しく、流れを知らなければ近寄ることもできない。岸には武者走りが掘られ、岩礁ピットと呼ばれる柱穴が残る。
大阪城は、大手門、千貫櫓、火硝蔵など13棟の重要文化財と壮大な石垣を有する。秀吉が築いた豊臣大坂城を包み込むように…
北条氏の本拠、巨大要塞、小田原城。相模国の西端にあり、南は相模湾、西は箱根連山を隔てて駿河国と接している。海と山を天然の…