写真:岡 泰行

上赤坂城の歴史と見どころ

赤坂城のネーミング由来

上赤坂城は楠木氏の本城で桐山に築かれた。また、千早川とその支流、水超川の合流地点付近に伝楠公産湯の井戸や伝楠公誕生地の石碑がある。その付近に二重の堀で囲われた居館があったとされる。赤坂は朱の原料である辰砂(しんしゃ)が含まれる赤土に由来すると言われている。楠木氏は一説によると、その採掘権を掌握し広く商業と流通に関わり、力を蓄えていったらしい。現在の地名が千早赤阪村というのは、昭和31年(1956)に、千早村と赤坂村が合併したことによるもの。

千早赤阪村立郷土資料館

楠木正成の誕生地という伝承が残る楠公誕生地付近、道の駅のそばにある。金剛バス「千早赤阪村役場前」降車、徒歩10分(上記Googleマップ参照)。

上赤坂城の関連史跡

東にある二河原辺城をはじめ2km圏内に16の支城が存在する。有名城でいくとやはり、千早城下赤坂城だろう。なお、北へ約3kmの道の駅付近には、楠公誕生の地を指す石碑や、産湯を汲んだ井戸、郷土資料館などがある。金剛バス「千早赤阪村役場前」降車、徒歩10分。

上赤坂城のおすすめ旅グルメ

千早城からさらに南へ行ったところに金剛山へのロープウェイ千早駅がある。この付近に「くるの茶屋」という地元で獲れる鴨や猪を使った鍋料理や山賊焼きが名物のお店があるぞ。夏は流し素麺をど~ぞ。

上赤坂城のアクセス・所在地

所在地

住所:大阪府南河内郡千早赤阪村上赤阪 [MAP] 県別一覧[大阪府]

鉄道利用

JR大阪環状線、天王寺駅から近鉄 阿倍野橋駅へ乗換、南大阪線、富田林駅下車、金剛バス千早ロープウェイ行約30分「森屋」降車、徒歩40分。

マイカー利用

阪和道美原北IC、または西名阪自動車道藤井寺ICから、国道309号線、富田林付近で千早赤坂村方面へ。給食センターを目印に。そこから山手(東側)に、道路が少し伸びており、大手門前の看板前に3台程度の駐車スペースがある。

城ファンの気になるところ (6)

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    南朝と楠公に関わりの深い観心寺に、楠公学問所の中院や後村上天皇陵、阿野康子墓、楠公首塚などがあります。また近くの楠妃庵(観音寺)は楠公夫人・久子の墓所です。

    ( 大紀)さんより

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    木戸跡や土橋と二重堀切等見るべきものは有ります。

    ( 天々宇知栗)さんより

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    千早川と水越川にはさまれた立地で、三方が深い谷に面し、南一方が千早城や金剛山に続く。城は、曲輪、堀切、竪堀、横堀で構成されていて、本丸までの「城阪」と呼ばれるルートが印象的だ。登山口(大手門跡)から本丸まで片道徒歩20分。

    ( 光秀)さんより

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    楠木正成の城では千早城が一般的に知名度が高いが、ここ上赤坂城が本城だそうな。千早城は支城にあたる。

    ( 半兵衛)さんより

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    大手門跡からの順路では、本丸まで四つの木戸跡があり案内板があり、よく整備されている。ちなみに「木戸」とは、もともと「城戸」と書き、通行人をチェックする、または通さない意味合いがある。ここでは城門のことを指す。

    ( 半兵衛)さんより

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    付近の道路沿いに、「上赤坂城址遠望」と題した看板が立ち、ちょっとした解説があって面白い。本丸のある峰から東の城といわれる二の丸の位置が分かる。ちなみに看板のある裏側は、馬場の跡らしく、「ウマンバ」とか「オンダ」と呼ぶらしい。

    ( 半兵衛)さんより

城の情報

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