写真・監修:岡 泰行/城郭カメラマン

山田城の周辺史跡を訪ねて

もっとも近いお城で同じ吾妻町内の守山城跡、または同時に作られたとされる野井城跡。近世ものでは、鍋島陣屋島原城が近い。

山田城のアクセス・所在地

所在地

住所:長崎県雲仙市吾妻町栗林名 [MAP] 県別一覧[長崎県]

鉄道利用

島原鉄道、吾妻駅下車、徒歩15分。

マイカー利用

長崎道諫早ICから国道251号を南下、吾妻町あたりで山田城跡の標識あり。公園に無料駐車場(5台)有り。

山田城の由来

肥後の土豪、田原氏能が山田荘の地頭となり築城。この時、地名をとっって以後、田原性から山田性となる。時は下り、有馬氏の領土となってからは、島原氏の一族の山田氏となる。小規模な山城だが、本丸・二の丸・出丸・空堀があり、展望台が建っている。山田とは、山の中の田んぼというよりか、山中でも神稲を奉納した良田を意味している場合が多いらしい。

【監修者プロフィール】 岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本の城郭をめぐる旅をライフワークとする。長年にわたる豊富な経験と、城郭写真家としての専門的な視点から、当サイトの記事を監修。その写真と知見は、数々の書籍やメディアでも高く評価されている。

山田城:城ファンたちの記憶

実際に山田城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全2件)。

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    現在は公園化され、本丸跡、二の丸跡、出丸跡、空堀跡が残る。整備されており曲輪の形がよく分かる。矢倉(展望台)からの眺めは有明海が望めるビュースポット。と当時に振り返って眼下を見れば城のかたちが良く分かる。

    右近)

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    有馬氏の重臣として活躍した土豪の山田一族の城。有馬氏の延岡への転封とともに移り廃城となった。

    右近)

城の情報

心に残る山田城の思い出は?