2020.05.20   /   城の撮影方法 城の写真家 岡 泰行   /  

KKRホテル大阪の客室から大阪城を望む

筆者は兵庫県南部の出身だ。11年前に大阪に住まいを移している。西高東低といわれる近世の城は、西日本に多く、またその風土が好きで、中国・四国・九州にはよく足を運んだ。兵庫県内では、よく通った城といえば2城ある。カメラやレンズを新調する度に訪れていたのは、明石城で、多くのテストをここで行った。再訪スパンは長目だったが初回はフィルム、その後、デジカメの進化とともに明石城に通っていたことになる。また、姫路城は馴染みの城で、その登城回数は計り知れない。あれだけ現存遺構が多く、どこを見ても写真を撮りたくなる城。二次元の写真にどう収めるべきか頭の中で消化するのに時間を要し、また、自身が追い求める彩に出会うべく再訪した。

現在は大阪市に住まいを移している。自然と大阪城を訪れることが多い。当初は、大阪城の四季折々の風景を捉えようと思っていたが、いろいろと大阪城について調査したいことが出てきてしまった。

たとえば、現存する重要文化財の櫓内部の見どころを、昭和初期の修理報告書を睨めっこして現地確認の繰り返しを何度も行い、解説を作ったり、お世話になっている森毅さんから刺激を受け、大阪城のすべての壁面を、1億万〜2億万画素で撮影して記録を残していく、といったことだ。制作過程で道すがらいろいろな方にお世話になった。

そう、風景写真というよりほぼ記録写真。そんな中、大阪城の撮影スポットの紹介を紹介する機会を頂戴した。大阪市の『大坂城豊臣石垣公開プロジェクト』のコラムだ。そういえば、もう20年ほど前になるだろうか、PHP出版の方が、駆け出しの筆者が撮影した大阪城のポジフィルムを見たいと、ビューワーを持って大阪まで来てくださったことがある。また、同じく20年前に読売新聞の取材を受けて、その撮影場所が大阪城だった。何かと大阪城には縁があるのかもしれない。

今回はそのひとつ、KKRホテル大阪からの眺望をご紹介。上記コラムで紹介の大阪城の写真とはちょっと異なります。

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