写真:岡 泰行
浪岡城の歴史と見どころ
浪岡城の案内所に、発掘当時の写真や解説がパネル展示されている。城跡では要所で案内板が設置されており、内容も充実しているこから、特に事前資料がなくとも充分に楽しめる城跡に整備されている。
浪岡城の撮影スポット
弘前城の桜からやや遅れて咲く。ほぼ同時期のときもあるようだが、3日〜1週間のずれがある模様。
浪岡城の写真集
城郭カメラマンが撮影した「お城めぐりFAN LIBRARY」には、浪岡城の魅力を映す写真が並ぶ。事前に目にしておけば現地での発見が鮮やかになり、旅の余韻もいっそう深まる。浪岡城の周辺史跡を訪ねて
古民家「旧坪田家住宅」が、浪岡城から県道27号線を西へ徒歩10分の「青森市中世の館」にある。そのほか川原御所跡など。
浪岡城のアクセス・所在地
【監修者プロフィール】
岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本の城郭をめぐる旅をライフワークとする。長年にわたる豊富な経験と、城郭写真家としての専門的な視点から、当サイトの記事を監修。その写真と知見は、数々の書籍やメディアでも高く評価されている。
浪岡城:城ファンたちの記憶
実際に浪岡城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全5件)。
城跡が結構広く散策にもいいですよ。
( 飯尾隆文)
北畠(親房・顕家)氏の故地です。かつて、三重県の美杉村多気の「霧山城」を攻め「北畠神社」にお参りした事があり、同じ北畠氏と思うと感無量です。南北朝時代北畠親房、顕家親子が築城。その後、子孫の代に大浦氏により攻められ落城。
( 石川造酒正・田村靖典)
現地には立派な「案内所」があり地図や資料も入手できました。係りの方がわざわざ航空写真を出してくれて、お茶までご馳走になりました。見所は「郭の切り岸(2〜3m)」「泥堀」「堀を二重堀にする畝状の土塁(中仕切り)」「復元:井戸、多数」「復元:建物の掘建て柱跡」などてしょうか。畝状の土塁は、延々と泥堀中を走り、橋を掛けて通路としても利用されていました。
( 石川造酒正)
浪岡城跡は発掘調査も進み、検校舘・北舘・内館・東舘・猿楽舘・新舘・無名舘の7郭のうち、前5郭が保存展示されていました。ここの字(あざ)名は「五所(ごしょ)」というそうです。これは「浪岡御所」からきているそうです。近くに「川原御所跡」もあり、北畠氏は御所と尊称されていたようです。
( 石川造酒正)
河岸段丘を利用した平城。8つの郭があり、それぞれが空掘で区切られている。規模的には、根城、九戸城クラス。国の史跡に指定されており、復元の柵もできている。
( 田村靖典)