写真:岡 泰行

三原城の歴史と見どころ

三原城マップ三原市観光交流会議が発行する『城下町みはら散策マップ』を、観光案内所で必ずGETしよう。三原城の石垣がどこに点在しているか、移築城門(糸崎神社神門以外の4基)が掲載されているほか、現在の町割りに城域が色を変えて記載されている優れもの。また、同時に実測をもとに制作された城の櫓と堀を黒色、石垣は灰色といった具合にまとめられた『紙本著色備後三原絵図』が印刷された三原市教育委員会発行『三原城下町を歩く』も忘れずに観光案内所で。

三原城の散策コース

三原城の天主台へ登るには、JR三原駅1階コンコースから。その専用通路はAM6:30~PM10:00まで。舟入櫓跡の石垣は市の港町公園となっているので常時見学ができる。

主な石垣遺構は次の通り(場所は上記Googleマップでチェック)。

  • 天主台石垣と水堀
  • 東大手門南の水刎(みずはね)水の流れを緩和する石垣
  • 二の丸鍛冶曲輪跡の石垣
  • 二の丸鍛冶曲輪跡の石垣(新幹線高架下)
  • 二の丸船入櫓跡石垣(小島の一部といわれる岩礁が見られる)
  • 本丸東面石垣(新幹線高架下)

三原城の撮影方法

三原城の天主台は東面、北面、西面とあり、移築城門もほとんどが南向きなので、さほど撮影時間を気にする必要はないが、本丸中門跡の石垣が西向き、小早川隆景銅像が東向きに設置されている。

三原城の写真集

城郭カメラマン撮影の写真で探る三原城の魅力と見どころ「お城めぐりFAN LIBRARY」はこちらから。

三原城の関連史跡

三原城の移築城門

三原で見る移築城門は次の5基。場所は上記Googleマップでチェック。

  • 町奉行所西隣の生駒家の移築門(糸崎神社神門)
  • 御作事奉行所門の移築城門(順勝寺山門)
  • 三原港から船で25分の佐木島の御成御門の移築城門(安楽寺山門)
  • 新高山城・奉行所の移築城門(極楽寺山門)
  • 新高山城移築城門(宗光寺山門)

なお、御成御門(安楽寺)のある佐木島へは、三原港から三原海陸運輸のフェリーで約25分(1日に5本運行)で佐木島の向田港、または、土生商船のフェリー約25分(1日に8本運行)で佐木島の鷺港で渡ることができる。鷺港の方が安楽寺に近い。島内には交通機関が無いため、JR三原駅観光案内所または三原港でレンタルサイクル(1日500円)を借りると良いぞ。

小早川隆景の足跡

小早川隆景の墓小早川隆景の足跡を辿るなら、新高山城と高山城、米山寺(広島県三原市沼田東町納所460)の3点。米山寺は小早川家の菩提寺で初代実平から17代隆景までの宝篋印塔(国の重要文化財指定)20基の墓があるぞ。また、天主台北側の山が気になった人も多いと思うが、山名氏時代の山城で桜山城跡。三原城甲の丸とも言われ石垣や曲輪が残る。または、「増上山大善寺」三原市西町・三原浅野藩4代浅野忠義生母 月渓院の墓・徳川将軍家より嫁入りしたのだとか。

三原城のおすすめ旅グルメ

三原はとにかく「たこ料理」。三原駅コンコースに城に乗るタコのモニュメントがちょっと面白い。そのほか、三原ラーメン、三原流お好み焼きなど。

三原城の史跡めぐりにこだわる最適なホテル

「三原ターミナルホテル」が、三原で唯一三原城跡が望めるビジネスホテル。

三原城のアクセス・所在地

所在地

住所:広島県三原市館町 [MAP] 県別一覧[広島県]

アクセス

鉄道利用

JR山陽本線、三原駅下車すぐ。駅が天主台の上に建っている。

マイカー利用

山陽自動車道、三原久井ICから、南へ10km(約15分)。駅周辺にコインパーキング有り。

城ファンの気になるところ (11)

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    城は瀬戸内海に面して築城されましたが、今ではJR三原駅が城内を貫いています。ですが堀は数箇所残り、かつての面影は残します。石垣は駅北口、南口とも数箇所、保存されています。

    ( Sho)

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    小早川隆景が築城。後に安芸国に浅野氏が移封され、三原は広島藩の支城になります。 代々、広島藩家老が三原城主です。私の先祖はこの三原藩士でした。 明治時代、海軍の鎮守府がこの城の施設を利用して開設されそうになりましたが、結局、呉に決まり、城は破壊されました。

    ( Sho)

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    三原城は、点在する遺構と城の縄張りに沿った道路を歩くことでスケールを体感するお城。石垣が移築城門、石碑や町割りで城の姿が分かる。

    ( 城の観光好き)

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    時間のない人は「天主台」と「舟入櫓跡の石垣と岩礁」、「本丸中門跡の石垣」の3点セットでどうぞ。三原城は、大島(本丸)と小島(二の丸)の2つの島を埋め立てて作られている。小島の突端が「舟入櫓跡」でその石垣に、島の岩礁が基礎部分に見られるのがポイント。

    ( 城の観光好き)

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    天主台は日本一広さだとか。石垣は「アブリ積み」という古い技法だそうな。

    ( 城の観光好き)

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    古写真が、三原市教育委員会のサイトで見られるぞ。

    ( 城の観光好き)

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    城内を歩くことができるCG、三原城バーチャルウォークスルーが三原市観光協会のサイトで見られるぞ。古文書や絵図、実測に基づき作られたもの。

    ( 城の観光好き)

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    ルイス・フロイスの記録によると当時は「みわら」と発音していたそうな。

    ( 城の観光好き)

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    天主台の西側のバスターミナルには、小早川隆景の銅像があるぞ。

    ( 城の観光好き)

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    西国街道がある。三原城築城の際に西国街道を城内を横断するかたちで曲げたため、天主から西側を西町、東側を東町と称するようになり、今でも例えば「東町の○○」と言うと伝わりやすい。

    ( 城の観光好き)

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    三原駅構内には三原城の復元模型が展示されてます。

    ( 三重県のお城好き)

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