掛川城

住所:静岡県掛川市掛川1138-24 / 静岡県 / 城ファンチェック: 10

写真:岡 泰行

開城時間開城時間

9:00から17:00(入館は16:30まで)

天守丸間近の天守下門跡まで開館前でも登ることができる。たとえば早朝に訪れると朝日を浴びる天守を間近で見られるぞ。

交通アクセス交通アクセス

鉄道利用

JR東海道本線、掛川駅下車、徒歩8分。

マイカー利用

東名掛川ICより。大手門南側に有料駐車場(201台)有り。AM6:30~PM9:30だが、24時間駐車もできる。

文献資料文献資料

書籍『掛川城のすべて』現地では、随所で解説板が充実しているぞ。書籍では、『掛川城のすべて』(掛川市教育委員会発行)が最も良い。掛川城の歴史、天守復元、御殿の様式美、発掘調査など分かりやすく掲載されている。47P・B5サイズ。そのほか『掛川城復元調査報告書』『石垣絵図』など。いずれも二の丸御殿などで販売されている。

撮影アドバイス撮影アドバイス

掛川城ライトアップ掛川城のライトアップは、周囲の明度を感知して点灯するタイプではないようで、決まった時間にライトアップがはじまるようだ。いわゆるトワイライトタイムにライトは点灯されず、空が真っ暗になった頃に点灯しだすので、ライトアップ写真で空がブルーにならないのが絵的に辛いところだ。季節により変わるかもだけど。

近郊グルメ近郊グルメ

掛川のうなぎ・うな助掛川は「うなぎ」の名店が多い。掛川城から近い「うな助」は比較的薄味で、駅に近い「甚八」は味が濃い目と現地で聞いた(甚八は要電話予約)。掛川では、うなぎは背開きだが蒸さないところが多く、どちらかというと関西風だ(写真はうな助)。

宿泊宿泊

客室から望む城はやっぱり良いものだ。掛川は4ホテルから望むことができるぞ。

 

くれたけイン・掛川

「くれたけイン・掛川」から掛川城を望むJR掛川駅から徒歩2分で城側に立地。11階建のビジネスホテルで、城が見えるのは5〜11階のお城側客室(お城側は各階7部屋・11階はセミダブルルーム)。掛川城まで障害物が比較的少なく、天守を真南から捉えることができる。太鼓櫓まですっきり見たいとなると、なるべく上階で西側が良い。11・10階は長期滞在客が多く、部屋が取りにくい傾向にあるようだ(原則として予約時に部屋の指定はできない)。このホテル上階からは、復元された大手門もチラリと見える。朝食無料がまた嬉しい。天守を心地良くアップで捕らえようとすると400mm望遠レンズが必要になる距離。

 

ドーミーインEXPRESS掛川

最も掛川城に近いビジネスホテル。城とホテルの間にある大手前駐車場の屋根が間に入るため、9階〜12階で、できるだけ南側の部屋が良い。近い分、望遠レンズはあまり必要ない。天守を南東から望むかたちとなる。大浴場からはライトアップされた掛川城が見られるぞ。

 

ホテルリブマックス掛川駅前

掛川城の南西に位置するビジネスホテルで、2017年10月25日に新築された。6階建のホテルであまり高さが無いため、ずばり5階〜6階が良い(4階になると電線が視界に入る)。

 

掛川グランドホテル

JR掛川駅をはさみ駅の南側に立地。8階の818のDXツインを筆頭に4ルームから城が見えるが、城との間に、電波塔があり、視界を邪魔するかたちとなるようだ。同ホテル10階レストラン、またはBarからも眺望が得られるそうだ。

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復元された大手門・大手門番所

掛川城大手門掛川城から南東に少し歩いたところにあるため、見落とすなかれ。城内最大の門で楼門造りの櫓門。オリジナルは、一度、嘉永の地震で倒壊し、安政5年(1858)に再建され、明治になって民間に払い下げられたが火災に遭って焼失した。本来は約50mほど南で、平成5年の発掘調査で基礎固め石などが確認されたが、道路上だったこともあり、現在の地に平成7年6月に復元された。大手門礎石根固めの石のひとつは、復原された大手門をくぐって左手に展示されている。また、移築されていた大手門番所も戻して大手門の北側に合わせて復元されている。

 

移築城門・大手二の門(油山寺山門)

掛川城・移築城門・大手二の門(油山寺)掛川城の大手二の門で万治2年(1659)に創建され、維新後にも何度か修理されたが、明治6年(1873)に、油山寺に移築され、昭和46年(1971)に、本来の姿に戻された。江戸初期の城門で堂々たる風格があるので、是非一度、訪れてみてほしい。たまに復元された掛川城の大手門のオリジナルとデザインが似ているため同じものと勘違いされがちだが、前述のように復元された大手門のオリジナルは火事で消滅している(油山寺には、「掛川城御玄関前大手二之門」と書かれた棟札が保管されている)。また、ついつい山門のみ見て帰りそうだが、油山寺の三重塔は国宝なので見ておいても良いかも。油山寺は眼病封じの寺として知られている。

余談ながら、掛川城から油山寺まで、約13km(車で25分)の距離がある。国道1号線を走りがちだが、途中、旧東海道(県道253号線)を通るのも良い。旧東海道をゆくと、曽我鶴というお酒で有名な蘇我酒造がある。慶応3年(1867)の創業らしい。 「掛川は水が悪い」と現地の古老は言う。そのため掛川では蘇我酒造が唯一の酒蔵だった。掛川には主要な河川がなく、ため池文化だったというのだ。今は埋め立てられ池は姿を消しているが、昭和初期まで、随所でため池掃除があり、水が抜かれた池で子供は魚捕りを楽しんだらしい(現在は市町村合併で、土井酒造も掛川に含まれる)。

また、かつて東海道沿いには松並木があった。現在はそのほとんどが消滅しているが、原川の東側にその風景が多少残っている。松並木を西へ過ぎると、原川の間の宿(あいのしゅく)があり、当時からあるお店として片浜屋がある。建物は当時のものではないが今も料理の仕出しなどを営んでいる。原川は地名辞典によると「はらがわ」だが、「はらが」と言ったらしい。地元では、原川の宿(はらがのしゅく)と言う。

 

移築城門・蕗の門(円満寺山門)

掛川城・移築城門・蕗の門(円満寺)掛川城の内堀(蓮池)のほとりにあった城門で、小さいながら本丸や二の丸へ至る要所にあった。明治5年(1872)に円満寺が買い受けて、移築現存している。なお移築時に柱を約76cm切って山門にしたため、当時はもう少し高さのある城門だったらしい。山内一豊縁の寺なのだとか。

 

移築城門(龍雲寺裏門)

掛川城・移築城門(龍雲寺裏門)菊川市にある龍雲寺にも掛川城の移築城門と伝わる門がある。龍雲寺の裏門は山門から少し東に位置している。現地には案内板は無い。また、文化財指定は受けていないらしい。

 

松ヶ岡(旧山崎家住宅)

松ヶ岡(旧山崎家住宅)掛川城下江戸時代末期に建てられた入母屋造りの長屋門が見られる。山崎家は掛川藩御用商人をつとめた家柄で、明治維新のとき、掛川藩の負債整理で多くの土地を取得し、今でも大地主として地元で語り継がれている。明治天皇の宿泊所となったことも。長屋門には監視のための与力窓が設けられているほか、屋敷の東面と北面には堀が設けられているようだ。現在、建物は掛川市が管理し、2017年11月現在、毎月第4土曜日に一般公開されている。長屋門の表側はいつでも見ることができる。

 

伝武器庫

掛川城・伝武器庫旧藩時代の武器庫として使用されていたと伝わる建物で、太田氏(太田道灌の子孫)の時代に造られた。大日本報徳社の敷地内にあったが、昭和38年頃に地元が譲り受け、城内地区に城内公民館として移築され活用されていた。かなり改築されたかたちで残っていたが、2013年、老朽化のため惜しくも解体され、今は見ることができない。

 

掛川古城

掛川古城掛川城の北東に子角山(ねずみやま・別名天王山)という山がるが、ここに掛川城の前身、掛川古城があった。現在は、三代将軍徳川家光を祀る龍華院大猷院霊屋があるほか、その東側に土塁と大堀切が残る。整備されていて遺構は見やすい。 余談ながら堀切の西斜面には4つの穴が空いているが、第二次大戦中の防空壕でいずれの穴も内部で繋がっていて120mほど掘られたらしい。幸いにして掛川は空襲には遭わなかった。現在は子供が入ると危ないので、穴を公園整備をしている人が枯れ木などで塞いでいる。

また、掛川城が龍頭山、掛川古城が龍胴山、さらに北にある龍尾神社が龍尾山とも呼ばれいる。一連の峰で繋がっていたことから、山容が龍が地上に横たわっている姿に似ているとして、そう呼ばれたらしい。永禄12年(1569)の掛川天王山の戦いでは、今川が守る掛川城を徳川家康が攻めた際に、当初、龍尾神社に家康は本陣を置き、包囲網を縮めるかたちで掛川古城に本陣を移した。そう考えると、龍の頭、胴体、尻尾と3つの山に足を運ぶのも良いかもしれない。

城ファンチェック (10)

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    1998.05.11 光秀 さんより

    室町時代、今川義忠が朝比奈泰煕に命じ築城した城で、天守が建立したのは戦国期、山内一豊。当時はなんでも「東海の名城」とうたわれたらしいが、嘉永7年(1854)の大地震で崩壊、平成になって木造再建された。

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    2004.09.09 まつのすけ さんより

    現存する二の丸御殿は重要文化財に指定されているが、全国でも御殿が現存しているのは二条城の御殿など数少なく、大変貴重だとのこと。ちなみに、そこから天守閣の良い写真が撮れる。

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    2005.02.25 横山弘史 さんより

    天守閣への上がり口階段が狭く急かも。なので上がり降り要注意。

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    2006.05.21 氏綱 さんより

    平成に入って天守が再建されましたがこの天守はある程度外観の判明している江戸後期の天守ではなく現代の設計者が山内一豊創建の天守を高知城を参考にして設計したものです。一方、幕末の再建ではありますが全国的に貴重な二の丸御殿が現存しています。

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    2013.03.16 晃太朗 さんより

    見どころは、大手門と天守と二の丸御殿。

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    2015.06.09 コンちゃん さんより

    袋井市内の油山寺の山門は、掛川城の大手門を移築したものであり国の重要文化財指定。

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    2016.05.25 Y . Johnny さんより

    今週機会があって天守や二の丸御殿を見ました。夜は ドーミーインEXPRESS掛川 にて一泊。大浴場からライトアップされた掛川城が見れて大変綺麗でした。掛川城がよく見えて建物の高さも高いのでオススメです。

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    2016.07.24 史子 さんより

    ねずみ山は「子角山」と表記します。
    日曜に登城しましたが、グルメに挙がっている「四川」は定休日、「アマレット」は満席でした。ご注意を。

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    2016.11.17 ありんこ さんより

    今夏憧れの掛川城に行ってきました。掛川城の直ぐ下に鎧屋さんと言うお店があって甲冑や忍者スタイルのレンタルがありそれを着てお城で遊べるそうで、それは地元の方から後で聞き残念でした…。
    あと、大手門よこの「すいのや」駄菓子屋には名物女将が遠州弁丸出しでおでんが最高に美味い、三代続いてるとの事。城から車で5分くらいお茶問屋の大村園さんも勧められ行ってきました自家製シロップのかき氷が超絶美味く安くビックリした!抹茶ロールと深蒸し茶をお土産に買えて楽しい城旅でした!

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    2017.07.07 香り紅茶 さんより

    掛川といえば榛村(しんむら)市長。掛川城公園の整備に着手した市長さん。それまでは城山といった風景で、子供の頃は城山で霧吹き井戸に石を投げて遊んだりしていました。また、市長は新幹線の掛川駅や東名高速道路掛川ICを推進。新幹線から天守が目立って掛川で降りてくれるだろうと、掛川城の天守の復元を目指したと聞いたことがあります。掛川は風向きが良く空港の設置も目指したらしいのですが、隣りの市議会が騒音を残して掛川市だけが恩恵を受けるのはと、空港案は無くなってしまったそうです。

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