写真・記録:岡 泰行/城郭カメラマン
金ヶ崎城の歴史と見どころ
金ヶ崎城跡(かながさきじょう)は、敦賀湾に突き出した海抜86mの山城。元亀元年(1570)の「金ヶ崎の戦い」織田信長の撤退戦で、秀吉と家康が殿軍を務めたことで知名度が高い。月見御殿跡(本丸)、曲輪、堀切などが残り、国の史跡に指定されている。
金ヶ崎城は、海に突き出た岬の突端というロケーションを実感すると良い城。この城を要に信長が撤退した。標高86mの金ヶ崎城、眺望が良い。天候がよければ遠く越前海岸まで見える。「水の手」と呼ぶ削平地があるが、炭化した米が発見されたそう。朝倉勢の兵糧庫があり、信長との戦いで焼けた跡と考えられている。春は桜が綺麗。
金ヶ崎城の撮影スポット
金ヶ崎城から尾根づたいに登ると天筒山城にたどり着く。そこから金ヶ崎城を見下ろすと、日本海に面する金ヶ崎城の姿を捉えることができるぞ。
金ヶ崎城の写真集
城郭カメラマンが撮影した「お城めぐりFAN LIBRARY」には、金ヶ崎城の魅力を映す写真が並ぶ。事前に目にしておけば現地での発見が鮮やかになり、旅の余韻もいっそう深まる。金ヶ崎城の周辺おすすめ名物料理
「丸堪」寿司屋。市内中心。8号から一本入った裏通り。上寿司をどうぞ。
[田村靖典 (2000.03.15)]
金ヶ崎城の観光情報・アクセス
岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本各地の城郭を訪ね歩いて取材・撮影を続けている。四半世紀にわたる現地経験をもとに、城のたたずまいと風土を記録してきた。撮影を通して美意識を見つめ、遺構や城下町の風景に宿る歴史の息づかいを伝えている。その作品は、書籍・テレビ・新聞など多くのメディアで紹介され、多くの人に城の美しさと文化を伝えている。
金ヶ崎城:城ファンたちの記憶
実際に金ヶ崎城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全2件)。




神社とその裏手が金ヶ崎城である。郭、土塁のみのこる。
( 田村靖典)
築城は、南北朝で、新田義貞が居城した。以後、朝倉氏の支城となり、織田方が朝倉攻めの折、浅井氏の寝返りで、ここから退却した。
( 田村靖典)