写真:準備中
大庭城の歴史と見どころ
公園内の「大庭城址公園管理事務所」内に、パネル展「中世の古城を歩く」があります。期間が書いてなかったので、常設ではないでしょうか。大庭城址の開発前やその他神奈川県内の城の写真パネルが数十点展示されており、小田原や石垣山のようなメジャーどころから小机とか七沢とかのかなりマイナーなところまで押さえられています。また、秀吉や北条、武田が相模に攻め込んだときのルートが地図に示されています。あまり「一般向け」とは思いませんが、興味のある人には楽しい展示でしょう。
(よーすけ 98.10.05)
大庭城の観光情報・アクセス
岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本各地の城郭を訪ね歩いて取材・撮影を続けている。四半世紀にわたる現地経験をもとに、城のたたずまいと風土を記録してきた。撮影を通して美意識を見つめ、遺構や城下町の風景に宿る歴史の息づかいを伝えている。その作品は、書籍・テレビ・新聞など多くのメディアで紹介され、多くの人に城の美しさと文化を伝えている。
大庭城:城ファンたちの記憶
実際に大庭城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全3件)。




大庭城は、平安時代の末期(12世紀末)、大庭荘を本拠としておこった関東平氏の雄、大庭氏の拠点であったと伝えられますが、明らかな記録はなく、室町時代中頃(15世紀後半)になって、扇谷上杉定正の執事太田道灌が、本格的な築城を行ったとされています。その後、上杉朝良のとき、北条早雲によって攻略され、以後、小田原北条氏の支配下に置かれました。そして、天正15年(1587)、小田原北条氏が豊臣秀吉に滅ぼされ、大庭城は、廃城となったようです(城内看板より)。
( よーすけ)
城のロケーションといい、規模といい、形といいなかなかいい城だと思います。でもなんとなく「攻められるとすぐに落ちそう」な印象が。
( よーすけ)
「大庭城址公園」になっています。北1/3ほどは切り崩されて跡形もなく開発済ですが、空堀は明確に、土塁はそれなりに残っていて城の概略はつかむことができます。
( よーすけ)