写真・監修:岡 泰行/城郭カメラマン

平戸城の撮影スポット

平戸大橋手前の道路公園から天守や櫓を狙うと良し。季節は問わず。望遠レンズ使用がおすすめ。
[林田公範 (2000.02.14)]

平戸城の写真集

城郭カメラマンが撮影した「お城めぐりFAN LIBRARY」には、平戸城の魅力を映す写真が並ぶ。事前に目にしておけば現地での発見が鮮やかになり、旅の余韻もいっそう深まる。

平戸城の周辺史跡を訪ねて

かつて藩主の館で、桃山様式の石垣を配した松浦史料館がオススメ。また、狭隘な島の中にある小さな平戸市街地には、貿易によりもたらされた歴史遺構がコンパクトにまとまって、沢山あるので、一日平戸市街地を散策してみるのもアリ。「最教寺」「教会と寺院の見える風景(平戸を代表する風景)」「松浦資料博物館(松浦氏の居館)」「オランダ塀」「オランダ商館」「六角井戸」など多数の歴史遺構がある。 [島ニコン (2013.11.27)] [林田公範 (2000.02.14)]

平戸城の周辺おすすめ名物料理

「つたや総本家」カスドースが美味。平戸藩松浦家の献上菓子。カステラと鶏卵素麺を併せたようなもので長崎県平戸市にカステーラと共に伝えられた甘い菓子。つたや総本家の場所は石川町953-5。

平戸城観光のおすすめホテル

平戸脇川ホテル。住所は岩ノ上町1123-1。1泊2食付12,000円から。

平戸城のアクセス・所在地

所在地

住所:長崎県平戸市岩の上町1517 [MAP] 県別一覧[長崎県]

鉄道利用

松浦鉄道西九州線、平戸口駅下車、バス「高校前」降車、徒歩10分。

マイカー利用

有料駐車場有り。乗用車100台。

【監修者プロフィール】 岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本の城郭をめぐる旅をライフワークとする。長年にわたる豊富な経験と、城郭写真家としての専門的な視点から、当サイトの記事を監修。その写真と知見は、数々の書籍やメディアでも高く評価されている。

平戸城:城ファンたちの記憶

実際に平戸城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全4件)。

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    平戸城天守閣から見る平戸瀬戸は夏の天気が良い時に行くと遠くまで見渡せて、絶景です。また、平戸港を挟んだ向かい側の崎方公園(さきがた)の展望台からは、バックに平戸大橋が見えてとても綺麗なので、こちらからの景色もお勧めです。

    島ニコン)

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    26代松浦鎮信が朝鮮出兵から帰還し、慶長4年(1599年)日ノ岳に築城するだが、完成が間近の慶長12年、嗣子、久信の急死による悲しみによるものだったのか、自ら城に火を放ち焼いてしまったそうである。その後、百年余りにわたって城が築かれることはなかったが、元禄15年(1702)、29代鎮信が幕府に築城を願い出て沿岸警備の必要性もあってか特別に許可され再度この地に城が築かれた。

    林田公範)

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    狸櫓の由来は、長年この櫓の床下には狸が住みついていたのだが、天保初年の修理の際に櫓の床板を全部はがされ、困り果ててしまったそうな。そこで狸は、小姓に化けて城主の寝所へ出向き、「我ら一族を今まで通り櫓に住まわせていただけたら末永く城を守護します。」と懇願し、城主もこれに応え、櫓の床を元通りにしてやったことによるらしい。

    林田公範)

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    ご多分に漏れず整備の仕方は問題ありと思えるが、それを嘆いても仕方がない。現存する狸櫓、北虎口門はじめ、つぶさに見て廻ればそこそこ満足できる筈。山鹿素行から兵法の皆伝をうけた松浦氏ニ十九代鎮信が築いた日本で唯一の山鹿流縄張りをもつ平山城を堪能しよう。

    林田公範)

城の情報

心に残る平戸城の思い出は?