写真・記録:岡 泰行/城郭カメラマン
足助城の歴史と見どころ
町おこしの一環として砦程度の城が有った跡に史実と似ても似つかない、絢爛豪華な城や白亜の殿堂が築かれる時代。足助城は、町制100周年事業として発掘調査を行い、平成5年に三河陣気質そのまま、真面目に復元を目指したお城として足助城は有名です。質素その物の本丸と長屋、機能優先の物見矢倉・物見台、防備だけの柵、全てが城の原点の砦そのものです。どうか、一度見ていただく値打ちがあります。足助城パンフレットは入場料を払うともらえます。また、近くに資料館があります。
(文:田中 栄)
足助城の撮影スポット
足助城の写真集
城郭カメラマンが撮影した「お城めぐりFAN LIBRARY」には、足助城の魅力を映す写真が並ぶ。事前に目にしておけば現地での発見が鮮やかになり、旅の余韻もいっそう深まる。足助城の周辺おすすめ名物料理
足助は特に食べ物に特徴がないが、あなどるなかれ。城下町にいろいろなお店があり中でも特筆すべきは「川安」うなぎ屋。うなぎを生業とするお店を数多く訪れたがここの鰻は絶品。必ず訪れてほしい。愛知県豊田市足助町14-3(TEL:0565-62-0644)。または、少々込み合うが隣接地区の「香嵐渓の紅葉狩り」を兼ねて秋に訪れても良い。三河山間部は、飛騨地方とならび「五平餅」、鮎の塩焼きがおいしい所。
[愛知観光おすすめ隊 (2009.03.03)]
[田中 栄 (1998.01.20)]
足助城の観光情報・アクセス
岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本各地の城郭を訪ね歩いて取材・撮影を続けている。四半世紀にわたる現地経験をもとに、城のたたずまいと風土を記録してきた。撮影を通して美意識を見つめ、遺構や城下町の風景に宿る歴史の息づかいを伝えている。その作品は、書籍・テレビ・新聞など多くのメディアで紹介され、多くの人に城の美しさと文化を伝えている。
足助城:城ファンたちの記憶
実際に足助城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全1件)。




発掘調査によって復元された山城は全国ではこの城が初めて。確かに本丸、物見矢倉、台所、それぞれ屋根の造りが違ったり、本丸は木造、塀には釘を使わずに文献に基づき竹を干したモノを使ったり、細部にまでこだわりを感じます。だだ、案内の方がこちらの質問に一切答えてくれず、テ−プレコ−ダ−状態なのにはまいりました。“マムシに注意”の看板に答えてくれたのが、唯一の応対でした。山城だけに御多分にもれず、冬は寒い、寒い。冬に行くのには相当な覚悟がいりますよ。武田信玄、勝頼VS徳川家康の最前線での地でもあります。
( キャットファイト)