史跡案内 観音寺城を探検する

滋賀県教育委員会事務局文化財保護課 主催

観音寺城は中世近江を支配した守護佐々木六角氏の居城です。標高432mの繖山(きぬがさやま)一帯に郭が広がる大城郭で、安土城以前の城としては例外的に石垣を多用しているのが大きな特徴です。平成20年度から発掘調査がスタートし、観音寺城の実態解明が進められようとしてます。また、平成21年度には郭の森林伐採によって新たな見学場所が付け加わりました。

この史跡案内では、専門職員の案内で現地に残された観音寺城の遺構を訪ねます。皆様ふるってご参加いただき、観音寺城の往時の姿や、中世近江を支配した佐々木六角氏の隆盛に思いをはせていただければ幸いです。

  • 日時:平成22年11月13日(土)9:30〜16:00
  • 参加料:50円(保険代等)
  • 集合:9時30分観光案内所生き活き館前(東近江市五個荘塚本町279)
    JR能登川駅より近江鉄道バス八日市行き生き活き館前下車すぐ。
    JR能登川駅発9:18-生き活き館前着9:28をご利用ください。駐車場有り。

行程

生き活き館→川並道→史跡観音寺城跡→川並道→生き活き館(全行程約10km)

主な見学先

史跡観音寺城伝本丸跡・伝平井丸跡・伝池田丸跡
繖山の南西尾根筋に展開する中心郭群。過去の発掘調査で建物礎石が検出されました。また、平成21年度の森林伐採によって、下方に広がる郭群についても見学が可能になりました。
観音正寺
聖徳太子開基と伝えられる天台宗寺院。西国三十三所観音霊場の第三十二番札所として知られています。山内に多数の坊があったと伝えられ、観音寺城の遺構との関連性が注目されています。
史跡観音寺城跡大土塁跡
観音寺城の北端の尾根筋を土塁として利用したものです。土塁の南側に大見付・伝馬場丸・伝伊庭丸・伝三井丸・伝馬淵丸といった郭群が並びます。
史跡観音寺城伝布施淡路丸跡・伝目賀田丸跡
繖山山頂から東に延びる尾根筋の東端に位置する郭群で、観音寺城の東端に位置しています。六角氏の家臣布施氏・目賀田氏の屋敷跡といわれていますが、その位置から見て観音寺城の東端を防御する役割を担った郭群と考えられます。

参加方法

  • 電話・FAX・メールに参加者全員の住所・氏名・連絡先をお書きの上、下記までお申し込みください。
  • 当日は弁当、水筒をご持参ください。なお弁当の斡旋をいたします(500円・お茶付き)ので、御希望の方は、参加申込の際、弁当希望の旨と個数をお書きください。お支払いは当日、弁当と引き換えにお願いします。
  • 参加費50円(保険代等)
  • 山城歩きに適した服装・履き物でご参加ください。

問い合わせ・参加申込

滋賀県教育委員会事務局文化財保護課城郭調査事務所
〒521-1311 滋賀県蒲生郡安土町下豊浦6678
TEL:0748-46-6144
FAX:0748-46-6145
E-mail:ma16@pref.shiga.lg.jp

主催

滋賀県教育委員会事務局文化財保護課

協力

安土町観光協会・安土町商工会・東近江市観光協会