写真:岡 泰行

上月城の歴史と見どころ

上月歴史資料館「上月歴史資料館」で縄張り図の書かれた案内パンフレットを必ずGETしよう。そのほか、資料館では上月城の歴史を解りやすくパネル展示しているぞ。

上月城の散策コース

上月歴史資料館は、10時から16時まで。開館は土日月祝(年末年始休館)。4月から8月までは平日10時〜15時まで臨時開館。上月城跡は、山城のため、いつでも登城可だがこのあたりは山間部のため暗くなるのが早い。

上月城の関連史跡

上月城戦没合同慰霊碑・尼子勝久公四百年遠忌追悼碑・山中鹿之介追頌之碑ついつい見落としがちになるのが、登山口から登らず、沢沿いに歩けば、小さな尼子橋付近に供養碑がある。「山中鹿之介追頌之碑」、「尼子勝久公四百年遠忌追悼碑」、「上月城戦没合同慰霊碑」、「神西三郎左衛門元通公追悼之碑」、「上月歴史研究会顕彰文」、「上月氏発祥之地石碑(前述の5本よりさらに沢に沿った道を進むと右手にある)」と、計6本の供養碑がある。

また、お城でいうと、秀吉が上月城を攻めたときに築いた陣城、上月城の東側の山、仁位山城や高倉山城、旧上月城とも伝わる上月城北側の山、大平山など。赤松側でいうと、赤松氏の城郭群を形成していた利神城福原城(佐用城)など(詳しくは上記Googleマップ参照)。

上月城のおすすめ旅グルメ

丹波黒枝豆北へ12km、利神城の麓、道の駅「宿場町ひらふく」までどうぞ。ご当地ものは「自然薯」「獅子肉」「丹波黒枝豆」など。「獅子肉」は獅子肉コロッケなるものが道の駅で150円で売っているぞ。また、毎年10月第2週あたりになると「丹波黒枝豆」の収穫時期。肉厚で味わい深い丹波黒は、道ばたで販売していることがある。

上月城のアクセス・所在地

所在地

住所:兵庫県佐用郡佐用町上月 [MAP] 県別一覧[兵庫県]

鉄道利用

JR新姫線、上月駅下車、国道373号線を南下、徒歩12分で登山口。途中、堀切や曲輪跡を見ながら約10分で本丸。

マイカー利用

中国自動車道、佐用ICから国道179号線を南下、国道373号線へ入り、上月歴史資料館を目指す。資料館前(登山口前)に、広大な無料駐車スペースあり。

城ファンの気になるところ (4)

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    天正5年(1577)、毛利氏についた赤松政範の守る上月城(こうづきじょう)を、秀吉が攻めた。このとき、先陣をつとめた竹中半兵衛と黒田官兵衛は、約4km北にある福原城(佐用城)を落とし、ついで上月城東側の高倉山に陣を移した。秀吉軍が上月城北側の大平山を占拠した後、上月城は落城する(第一次上月城の戦い)。
    この後、秀吉は山中鹿之助に上月城を守らせたが、天正6年(1578)に毛利勢6万の大軍に囲まれ、秀吉の救援はこれを救うことができず、信長の命によって、別所長治が籠る三木城攻略に専念することとなり、上月城は破棄された。孤立した尼子勝久は自刃、山中鹿之助は毛利軍に捉えられ、備中松山に移送される途中、阿井の渡し(岡山県高梁市)で殺され、首は鞆の浦(広島県福山市)に送られた。

    ( 黒田官兵衛)

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    攻略時間は、約30分といったところ。上月城は、空堀、出丸、本丸、二の丸とあり、比較的小規模な山城。

    ( shirofan)

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    どうして山間部のひとつの谷筋に築かれた小さな山城が、度々、歴史に登場するのかピンと来ないかもだけど、ここは、播磨と美作、備前が接するポイントで交通の要衝地。

    ( 兵庫観光おすすめ隊)

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    本丸に建つ三基の供養塔には、赤松政範と132名の戦死者の名が刻まれている。また、秀吉が第一次上月城の戦いで、上月城の城兵や女子供200人を、はりつけにしたそうな。

    ( 左近)

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