興国寺城は今川氏親から城を与えられた北条早雲の旗揚げの城として知られ、東駿河の拠点となった。愛鷹山から延びる台地の突端に築かれ、周囲の沼地を利用した防御を備えていた。現在は本丸土塁や天守台石垣、大堀切などの遺構が残る。このページでは興国寺城の歴史や見どころを豊富な写真とともに紹介する。
写真:岡 泰行(城郭カメラマン)
興国寺城の歴史と見どころ
興国寺城(こうこくじじょう)は、駿河・甲斐・伊豆の境目にあたり愛鷹山より延びる台地の突端に築かれた。今川氏親より城を賜った北条早雲の旗揚げの城として知られ、東駿河の拠点として歴史に度々登場する。城の南方には根方街道が走り、その北方に三の丸、さらに北に向かって、二の丸、本丸、北曲輪、東側に沼地を挟み清水郭が配されていた。城の東と南側はかつては沼地があり堀の役割を果たしていたという。近年、発掘調査が行われており整備計画が模索されている城だ。代表的な見どころとして、本丸土塁、天守台、天守台石垣、天守台上の礎石、本丸と北曲輪との間の堀切などがある。
興国寺城の撮影スポットと絶景
興国寺城の写真集
城郭カメラマンが撮影した「お城めぐりFAN LIBRARY」には、興国寺城の魅力を映す写真が並ぶ。事前に目にしておけば現地での発見が鮮やかになり、旅の余韻もいっそう深まる。興国寺城とあわせて訪ねたい史跡
興国寺城の観光情報とアクセス
興国寺城:城ファンの知見と記録
興国寺城を訪ねた人たちが残してきた記録です。現地での発見や知見が寄せられ、城歩きの文化の中で育まれてきた経験がここに蓄積されています(全3件)。
興国寺城での発見を記録に残しませんか?
岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年より日本各地の城郭を訪ね歩き、取材と撮影を続けている。「先人たちの知恵とおしゃれ心」をテーマに、四半世紀にわたり城のたたずまいと土地の風土を記録してきた。撮影を通して城郭に宿る美意識を見つめ、遺構や城下町の風景に残る歴史の息づかいを伝えている。作品は書籍、テレビ、新聞など多くのメディアで紹介され、城の美しさと文化を広く発信している。







本丸部分とその周辺が保存されています。天守台とその石垣と大堀切がその姿を残します。各曲輪も多少、開発の犠牲になっていますが、その立地条件などは、その地形から見て取れます。関東ローム層という富士山の火山灰でできた地質のため、土塁部分はかなり滑ります。「大堀切」はその巨大さに驚かされます。
残念なことに新幹線でお城の跡がぶち抜かれてしまっています。でも本丸跡は立て札が立っていて分かりました。比較的小さく登山の必要がないので簡単に見れます。
単なる薮です。土塁と石垣を残します。戦国の英雄・北条早雲の出発点となった城です。ここなくして関東の名門・後北条氏はあり得ませんでした。見学はもちろん無料。雨の日は滑りやすいのでご注意を。