写真・監修:岡 泰行/城郭カメラマン
下赤坂城の歴史と見どころ
下赤坂城跡は、金剛山地から北へ伸びる標高185.7mの丘陵上に築かれたと伝わり、南北朝期の武将、楠木正成の城跡として知られる。
昭和9年(1934)に「赤阪城跡」として国史跡に指定されたが、平成9~12年の発掘調査で出土したのは14世紀の瓦器や土師器にとどまり、城郭遺構は明確でない。
中井均氏は築城には不適な地形で、史跡指定には当時の皇国史観が影響したと指摘している。現在は村立千早赤阪中学校裏の眺望広場に石碑が建つが、眼下に広がるのは棚田である。一方で、北方約650mの千早赤阪村役場周辺(出合遺跡)では令和元年の調査で6世紀以降の遺構が確認され、南北朝期の鍛冶遺構や平坦地造成も見つかっている。楠木氏ゆかりの丘陵として、その歴史的意義が注目される。
下赤坂城の周辺史跡を訪ねて
下赤坂城の周辺おすすめ名物料理
千早城からさらに南へ行ったところに金剛山へのロープウェイ千早駅がある。この付近に「くるの茶屋」という地元で獲れる鴨や猪を使った鍋料理や山賊焼きが名物のお店があるぞ。夏は流し素麺をど~ぞ。
下赤坂城のアクセス・所在地
所在地
住所:大阪府南河内郡千早赤阪村森屋 [MAP] 県別一覧[大阪府]
鉄道利用
JR大阪環状線、天王寺駅から近鉄 阿倍野橋駅へ乗換、南大阪線、富田林駅下車、金剛バス千早ロープウェイ行約30分「千早赤阪村立中学校前」降車、徒歩5分。千早赤阪村立中学校一帯とその裏側が城跡。中学校の裏手に城跡碑がある。
マイカー利用
阪和道美原北IC、または西名阪自動車道藤井寺ICから、国道309号線、富田林付近で千早赤坂村方面へ。駐車場無し。
※記事は城郭カメラマン岡 泰行(プロフィール)監修のもと編集部にて構成しました。
下赤坂城に寄せて
これまでに届いた下赤坂城訪問者の声:全2件

千早赤阪村立中学校の裏手に石碑が建っている。城址から中学校の裏手の谷間を見ると、見事な棚田が広がる。日本の棚田100選にも選ばれているそうな。
( 半兵衛)さんより
千早赤阪村立中学校とその周辺が城跡。甲取山という山で、千早川をはさみ、上赤坂城と向かい合う立地。楠木正成は、下赤坂城と上赤坂城と千早城で戦った。その最前線がこの下赤坂城らしい。
( 右近)さんより