写真・監修:岡 泰行/城郭カメラマン

土浦城の歴史と見どころ

土浦城パンフレットは2種必ずGETを

『色川三中史跡めぐりガイドマップ』土浦城西櫓のすぐ西側に隣接する「土浦市立博物館」にて、土浦家の刀の展示や歴史解説があるほか、次のパンフレットが手に入る。『土浦城』のパンフレット(無料)と、『色川三中史跡めぐりガイドマップ』(B3版・50円)。後者は、現代の地図に土浦城の縄張図の重ね合わせ図が大きく掲載されているのがずばり良い。

土浦城の東櫓へどうぞ

土浦城の東櫓は、土浦市立博物館付属展示館。土浦城の歴史や土塁の土層断面、城下町平面図などが見られる。そのほか、「上高津貝塚ふるさと歴史の広場・考古資料館」土浦城の復元模型、関係資料がある。土浦駅下車、西口から徒歩15分。AM9:00〜PM4:30まで。休館日は、毎週月曜日、国民の祝日は翌日、年末年始。

城内の見どころリスト

  • 前川口門
  • 櫓門(太鼓門)
  • 東櫓(展示館)
  • 霞門
  • 西櫓
  • 櫓門の礎石(土浦市立博物館前に屋外展示)

土浦城の撮影スポット

メインとなる櫓門は西向き。午後の訪問が良いぞ。

土浦城の写真集

城郭カメラマンが撮影した「お城めぐりFAN LIBRARY」には、土浦城の魅力を映す写真が並ぶ。事前に目にしておけば現地での発見が鮮やかになり、旅の余韻もいっそう深まる。

土浦城の周辺史跡を訪ねて

土浦城の付近の遺跡リストは以下の通り。

城下

  • 大手門跡
  • 矢口家住宅
  • 旧郁文館正門

有名城では、JR在来線で1時間の距離に水戸城がある。

土浦城のアクセス・所在地

所在地

住所:茨城県土浦市中央1丁目13 [MAP] 県別一覧[茨城県]

鉄道利用

JR常磐線、土浦駅下車、北へ徒歩15分。

マイカー利用

常磐自動車道、土浦北ICから東へ4.5km(約9分)。土浦市立博物館の駐車場を利用する。

【監修者プロフィール】 岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本の城郭をめぐる旅をライフワークとする。長年にわたる豊富な経験と、城郭写真家としての専門的な視点から、当サイトの記事を監修。その写真と知見は、数々の書籍やメディアでも高く評価されている。

土浦城:城ファンたちの記憶

実際に土浦城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全5件)。

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    櫓門の礎石(6個)が、土浦城のすぐ西にある土浦市立博物館の前に屋外展示されています。昭和62年の解体修理の時に発掘されたもので創建当時のものと推定されているのだとか。

    shirofan)

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    本丸表門と裏門が現存し東櫓と西櫓が在来工法により復元されるなど、非常に建造物に恵まれた城です。東櫓脇に存在した鐘楼の鐘も城下のお寺に現存しています。また西櫓の復元は保存していた旧材を用いておこなわれたので半分現存といえるものです。平成17年には表門と東櫓の間の土塀が文献、発掘調査などを元に復元されました。この恵まれた環境を生かして本丸御殿も復元してもらえればと思います。

    氏綱)

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    2000年11月から2001年1月まで本丸土塁の発掘調査をしていました。絵図にある塀跡などが発見されています。1月21日に開催された現地説明会資料については同市の「上高津貝塚ふるさと歴史の広場・考古資料館」に問い合わせください。

    地元関係者)

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    完成した復元櫓を見てきました。残存する縄張りから見て(平城)、土塁の高さと言い、大手と搦手の位置の奇妙さといい、防御施設としては、極めて貧弱で、縦横に流れている運河で仕切ったのみの城と言うより、館の様な居住空間で、シンボル的なものでした。復元はしっかりしたもので、案内してくれたオジサンも自慢してました。帯曲輪の一部がプールになってたり、掘の一部も埋め立てたりされていて、残念。

    Joe Shohsetsu)

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    本丸北側の土塁は、当時のものではないそうだ。なんでも本丸内にあった役所を移動するのに、北東側の土塁を崩し堀を埋め立て移動したとのこと。その稜線も現在の直線的なものではなく、絵図では、少し屈折しているそうだ。また、東櫓と西櫓。両櫓の礎石の間隔には差があり、建てた時期が異なるのではないかという説があるそうで、東櫓の方が古く結城秀康のものかもしれないとのこと。

    shirofan)

城の情報

心に残る土浦城の思い出は?