文禄・慶長の役の際に築かれた「倭城」の技術を、国内の城に取り入れたと言われる。近世城郭で遺構が確認されているのはほかに、彦根城、但馬竹田城、洲本城など希少である。松山城の登り石垣は長さ230mを超えており、国内最長とされる。
しまなみ海道に浮かぶ能島城。能島村上氏(村上水軍)の拠点だった城跡で、島全体が城だった。周囲の海は潮流が激しく、流れを知らなければ近寄ることもできない。岸には武者走りが掘られ、岩礁ピットと呼ばれる柱穴が残る。
大阪城は、大手門、千貫櫓、火硝蔵など13棟の重要文化財と壮大な石垣を有する。秀吉が築いた豊臣大坂城を包み込むように…
北条氏の本拠、巨大要塞、小田原城。相模国の西端にあり、南は相模湾、西は箱根連山を隔てて駿河国と接している。海と山を天然の…