伊賀上野の寺町からほど近い武家屋敷「入交家住宅」が良い。「入交」と書いて「いりまじり」と読む。関西ではめずらしい名字だが、入交家は長宗我部元親に3000石で仕えていた。藤堂高虎が宇和島城・今治城時代に、土佐衆を召し抱えており、このとき、入交家も高虎の家臣団となった。入交家住宅は、長屋門から母屋まで、その規模もさることながら風情がある。よく見ると天井に顔の落書きも見られるがいつのものかは分からない。
しまなみ海道に浮かぶ能島城。能島村上氏(村上水軍)の拠点だった城跡で、島全体が城だった。周囲の海は潮流が激しく、流れを知らなければ近寄ることもできない。岸には武者走りが掘られ、岩礁ピットと呼ばれる柱穴が残る。
大阪城は、大手門、千貫櫓、火硝蔵など13棟の重要文化財と壮大な石垣を有する。秀吉が築いた豊臣大坂城を包み込むように…
北条氏の本拠、巨大要塞、小田原城。相模国の西端にあり、南は相模湾、西は箱根連山を隔てて駿河国と接している。海と山を天然の…