写真・記録:岡 泰行/城郭カメラマン
府内城の歴史と見どころ
府内城の現存する土塀は、その構造に特徴がある。白漆喰で覆われており分からないが、実は日干レンガのような土の塊を積み上げるかたちで約62mにわたって造られており、備中松山城や和歌山城岡口門付近の土塀と似ている構造だ。2023年7月の大雨で一部が崩れその調査が2024年になされ判明した。
府内城の撮影スポット
府内城の写真集
城郭カメラマンが撮影した「お城めぐりFAN LIBRARY」には、府内城の魅力を映す写真が並ぶ。事前に目にしておけば現地での発見が鮮やかになり、旅の余韻もいっそう深まる。府内城の周辺史跡を訪ねて
府内城の周辺おすすめ名物料理
大分城にきたら、是非立ち寄ってもらいたいところがある。郷土料理「こつこつ庵」(大分市府内町3-8-19)。だんご汁などの郷土料理、関アジ・関サバ、地鶏など大分の味が豊富で超おすすめ。あと、大分は「かぼす」も有名。全国生産の9割がここ大分。300年前から栽培されていたのだとか。現地で食べてみれば、例えば、刺身にしぼったり、味噌汁にしぼったりと、その食べ方はいろいろ。とにかく「こつこつ庵」に行けば、いろいろ食べることができるぞ。
府内城観光のおすすめホテル
城にもっとも近い「ホテルキャッスルOITA」がリーズナブル。また、徒歩圏内に、グルメで紹介している「こつこつ庵」があるので、旅する人には好立地ですだ!
府内城の観光情報・アクセス
岡 泰行 | 城郭カメラマン [プロフィール]
1996年よりWebサイト「お城めぐりFAN」を運営し、日本各地の城郭を訪ね歩いて取材・撮影を続けている。四半世紀にわたる現地経験をもとに、城のたたずまいと風土を記録してきた。撮影を通して美意識を見つめ、遺構や城下町の風景に宿る歴史の息づかいを伝えている。その作品は、書籍・テレビ・新聞など多くのメディアで紹介され、多くの人に城の美しさと文化を伝えている。
府内城:城ファンたちの記憶
実際に府内城を訪れた城ファンの皆さまが綴る、印象に残った景色、人との出会い、歴史メモ、旅のハプニングなど、心に残る旅の記憶を共有しています(全5件)。




平成29年12月27日から府内城東丸付近に設置されていた、LED約7万個を使った高さ約29mの仮想天守のイルミネーションが、2020年2月14日で終了した。来年から城郭の復元や整備を目標に発掘調査が来年度から行われるのだとか。
( 昭和電工ドーム)
7万球のLEDで蘇る仮想天守は高さ29m。17時〜22時までライトアップ。2018年2月14日まで。
( 大友宗麟)
府内城(大分城)は、かつて城内にあった建物を撤去し、平成29年から約10年間、整備を行う(2017年末現在、すでに建物は撤去されている)。発掘調査をもとに本丸を復元、内々堀なども地表に水面を表現する予定。
( 大友宗麟)
山里丸と西ノ丸との間を渡す廊下橋(復元)はお城では珍しい存在。また大手筋に櫓が外観復元されている。江戸時代末期の櫓も現存している。
( 半兵衛)
前々から城は存在したが近世の城として機能しはじめたのは、1601(慶長6)年、竹中半兵衛の子、重利が4層天守を築いてから。この時、名を府内城と改めたらしい。
( 半兵衛)