写真:岡 泰行
【城郭カメラマン撮影】
韮山城の見どころと歴史
韮山城と支砦の分布図は『韮山町史』第三巻にある。韮山城を支える砦群は、天ヶ岳砦を中心に、南北1,100m、東西700mに分布している。江川砦、和田島砦、土手和田砦、岩戸山砦がある。
韮山郷土史料館には韮山城の復元模型と出土品が展示されている。
また、伊豆の国市のWebサイトで、韮山城のパンフレットが閲覧できるぞ。
韮山城の周辺関連史跡
源頼朝配流の地である「蛭ヶ島」
蛭ヶ島の公園内には、蛭島碑記や源頼朝と北条政子の銅像がある。源頼朝の配流は、永暦元年(1160)に14才から約20年に及んだが、当時の住宅跡などは分かっていない。北条政子と結ばれたのは治承元年(1177)頃とされ、妻である政子の父、北条時政の館に移住し挙兵の準備を整えたらしい。また、公園内には古民家である、歴史民俗資料館・旧上野家住宅が移築保存されている。
重要文化財「江川家住宅」(旧韮山代官所跡)
江川家は、初代は大和源氏の祖とされる源頼親というから、その歴史は1000年ほどとなる。韮山に移住したのは9代からとされ、23代の頃、北条早雲の家臣となった。枡形の門を持ち、広大な敷地内に主屋をはじめ、書院や蔵、武器庫などがある。
韮山城のアクセスと観光情報
韮山城の旅のチェックリスト (3)

平山城である韮山城。北条早雲の拠点とイメージすれば、なんとも小規模にも思えてしまいますが、付近の山には、砦が多数配置されていたそうです。中でも、城池の周囲を取り囲むように配置された天ケ岳砦と和田島砦は圧巻の規模です。上ると韮山城の本丸が手に取るように見えます。江川砦、天ヶ岳砦、和田島砦、土手和田砦、岩戸山砦をすべて見ようと思うと4時間ほどかかります。
( 韮山城陣城サイコー)
韮山高校で、発掘調査により韮山城の外堀遺構が見つかったそうな。障子堀ほか遺構多数とのこと。
( 半兵衛)
天保13年(1842)、伊豆韮山代官の江川太郎左衛門英龍が軍用の兵糧としてパンを作った。4月12日はこのパンの日だそう。韮山小学校では給食でパンが2本でるらしい。
( shirofan)