竹田城

住所:兵庫県朝来市和田山町 / 兵庫県 / 城ファンチェック: 15

写真:岡 泰行

開城時間開城時間

※山開き時期、入城可能エリア、登山ルートなど詳しくは、朝来市サイトでご確認ください。

観覧料は、平成27年3月20日より大人(高校生以上)500円、団体450円、中学生以下無料(有料化:平成25年10月1日)

 天空の城、竹田城址は山頂に残る戦国時代の遺跡。冬は積雪があるため、12月下旬あたりから2月までは積雪があり危険(主に2月は入山禁止となる)。また雲海を夜明け前から狙うときなど虎臥山の山頂にあるため暗くて危険だ。充分に注意しよう。なお、山だからといってテントを持ち込んだりしてはいけない。竹田城は国重要文化財(史跡)なので、マナーを守って登城しよう。

交通アクセス交通アクセス

※竹田城跡への早朝の登城について、雲海シーズンは、シャトルバスでのみの登城など規制がかかることがあります。

鉄道利用

JR播但線、竹田駅下車、徒歩40分。

駅から徒歩の場合はちょっと体力がいる。海抜354m、虎臥山の山頂が竹田城跡。山頂までは竹田駅の西側にある法樹寺の北側から徒歩で、途中、竹田城の石垣に使う石を切り出した石切場などを見ながら登城できるが急勾配の徒歩40分。

JR竹田駅から天空バス利用

JR竹田駅から天空バスで約20分、中腹バス停まで行ける。そこから徒歩約20分で城跡。

JR竹田駅からタクシー利用

急勾配の登山はちょっと…という人は、駅からタクシー利用で。日中はJR竹田駅構内の「わだやま観光案内所」で呼んでもらえる。または竹田駅のとなりのJR和田山駅でタクシーを。和田山駅から約20分で竹田城の第一駐車場に着く。

タクシー利用で雲海狙いの場合

雲海狙いの場合は、ちょっと注意が必要だ。タクシーの運行は朝5時以降。朝は台数が少ないため要予約となる。「竹田城の雲海が見たい」と言えば、対応してくれる。なお、夜明け前の風景は興味がない場合は、朝6時とか7時とかのタクシー利用で日の出から1〜2時間ほど出ている雲海を楽しめる。もしも前泊するなら竹田駅近郊(4件のみ・後述)、または和田山駅近郊で宿泊すると良い。

 

マイカー利用、目指すは「山城の郷」

播但連絡道路、和田山ICから、国道312号線を南へ約10分。

車道は2つあったが、2013年度以降、加都交差点から西へ入り「山城の郷」を経由する「西登山道」のみとなり、「南登山道」は通行不可となっている。主に「山城の郷」の駐車場を利用する。時期によりさらに上の花屋敷下の第一駐車場、第二駐車場(60台程度)も利用できることがある。

※その昔は大手門跡前まで車で入ることができたが、現在は第一駐車場から先の道路は車両進入禁止となっている。

なお、12月中旬から3月頃まで、降雪や凍結で危険が予想される。主に2月は入山禁止となる。

文献資料文献資料

竹田城の歴史

標高353.7mの古城山に築かれた竹田城は、山頂の天守台を中心に、北千畳、花屋敷、南千畳の各曲輪が放射状に配置されている山城だ(ちなみにこの3曲輪は、ほぼ同じ高さに設計されている)。

竹田城のはじまりは嘉吉年間(1441〜1443)に山名宗全の配下の太田垣氏による築城とされ、石垣は無く土の城だったと考えられている。天文7年(1538)以降は、生野銀山の採鉱が本格化し、その領有権でも重要な城となる。秀吉が姫路に入って後、秀吉は西の上月城を攻め、弟の小一郎秀長は、天正5年(1577)、3,000の兵で但馬攻めを行い竹田城は陥落する。石垣は主に文禄年間から慶長初期の間に、当時秀吉配下となった元播磨龍野城城主、赤松広秀によって築かれた。近江の穴太衆による石垣と同技術の野面積みで、そのコーナー部の反りには算木積みが大成する前の過渡期の積み方が見られる。関ヶ原の戦いの後に、赤松広秀の死とともに廃城となり、石垣は400年を経て一部修復され現在の姿となっている。

 

竹田城の立体模型

資料展示は次の3カ所で、それぞれに立体模型があるぞ。

  • 情報館「天空の城」(石垣や曲輪、竪堀、石採場、支城の観音寺城の縄張りも含め忠実再現)
  • 山城の郷(石垣に加え、天守有りの竹田城立体デフォルメ模型)
  • JR竹田駅観光案内所(石垣に加え、天守有りの竹田城立体デフォルメ模型)
 

資料館は、情報館「天空の城」が面白い

竹田城跡の石垣を原寸大で再現した算木積み石垣のジオラマや、高麗瓦など出土遺構の展示、付近の城の位置など、城ファンが楽しめる内容になっている。情報館「天空の城」は、JR竹田駅から徒歩1分。館内に竹田城の石垣が再現されていたりしてちょっと面白い。

 

一押しの書籍『史跡 竹田城跡』

書籍『史跡 竹田城跡』書籍では、その昔、和田山町が発行していた『史跡 竹田城跡』が良い。すでに絶版になっているがたまに古本オークションなどでお目にかかれる。竹田城はもとより、その詳細な縄張り図、城下町の構造や眼鏡橋方面の当時の家臣屋敷跡、竹田城の支城の場所など明確に記されている。竹田城とその城下町など全体像が解る本として一押しの書籍(A4カラー72P)。

 
2014年に改訂版『史跡 竹田城跡』発行

『史跡 竹田城跡(改訂版)』書籍『史跡 竹田城跡(改訂版)』『わたしたちの竹田城』の2冊が、情報館「天空の城」(旧木村酒造場EN内)などで販売されている(A4カラー70P)。tomita3 さんから教えていただいた。記して御礼申し上げます。

 

竹田城の雲海を見るためのチェックリスト

いつ行くべきか、雲海予報はできるのか?

竹田城の雲海を見るには、いつ行けば良いのか、用意するもの、駐車場、電車で行って見られるのかなど事前に雲海を見るための狙い目を下記リンクでチェックしておこう!

竹田城の雲海予報はできるのか

撮影アドバイス撮影アドバイス

代表するアングルは3つ。「竹田城天守台」と「立雲峡(りつうんきょう)」と「藤和峠(ふじわとうげ)」。そのほか金梨山やからも望むことができる。金梨山は麓から登山で約50分で登山道を知っていないと難しい。ここではアクセスの良い代表3アングルを主にご紹介。

竹田城天守台から南千畳を望む

レンズ焦点距離:28mm

 

竹田城(天守台から南千畳を望む)竹田城といえば日本のマチュピチュとも称されるが、それがまさにこの風景。天守台から南千畳を捉えたアングルだ。ちなにこのアングルは、天守台の東南角からの撮影で竹田城ブーム到来前のもの。今は南千畳に通路が設置されゴムシートなどがひかれているが、その構造美たるやこれに勝る風景は無いと言っていい。

 

立雲峡(りつうんきょう)から

レンズ焦点距離:100〜180mm

 

立雲峡から竹田城の雲海をアップで捉える
竹田城の東南にある朝来山「立雲峡」に登れば、竹田城跡のある虎臥山全体が望める。雲海シーズンになれば、雲海に浮かぶ船のようにアングルが得られる撮影ポイントで有名だ。2016年から新たに駐車場のトイレが整備され、第一展望台、第二展望台にひな壇が設けられた。

 

藤和峠(ふじわとうげ)から

レンズ焦点距離:125mm〜200mm

 

藤和峠から望む竹田城竹田城から県道136号線を西へ約2kmに位置する「藤和峠」。ドアツードアで見られる撮影ポイント。竹田城を西側から望むため、竹田城がシルエットとなる眺望が得られる。その位置から明け方は朝日や朝焼けとセットに撮影もできる。

 

大倉部山から

大倉部山は標高651m。北側にある観音寺から完全登山90分で山頂に。松茸山でもあるので入山が禁止されているエリアや期間があるらしい。竹田城より標高が高いため、見下ろすかたちとなる。

 

金梨山から

金梨山は標高442m。立雲峡のある北側の山。円山川付近から完全登山。岩谷大権現付近から竹田城を望めるらしいが、巨大な岩が少し邪魔するらしい。

 

但馬自然学校から

立雲峡のさらに東に位置する「但馬自然学校」に2014年に見晴らし台が設置された。同学校が開校20周年を記念し、見晴らし台を2014年5月7日に新設。一般利用は、自然学校の利用がない時に15人以上の団体で事前に予約すれば利用できる。同校は朝来山の登山口にもなっており、朝来山展望台にも行くことができる。朝来山展望台は竹田城まで約3kmの距離と少し遠い。登山された方に聞くと、展望台にいくまでのルート上からの方が竹田城全体が望めるとのこと。

近郊グルメ近郊グルメ

地元の自然食材をふんだんに使ったフレンチ「旧木村酒造場 EN」でランチ・夕食を。

または、このあたりは神戸牛のルーツ但馬牛を。「但馬牛焼肉 竹田屋」(TEL:079-674-0464)で。また、山城の里「清たけ」では郷土料理が味わえる。

播磨屋旅情ただよう場所でという人には、ちょっと足を伸ばして行ってほしいところがある。兵庫県では、おかき処で有名な「播磨屋 生野総本店」。JRで言うと竹田駅を姫路方面へ一駅の新井駅からタクシーで10分程度のところにある(竹田城跡から車で約20分)風情のある囲炉裏ばたでいただく「お蕎麦」(大福ぜんざいも)が良い。
そば一番奥の離れを指名すると良いぞ。なお、車で竹田城から国道312号線を南下すると突然左手に現れるのだが、思わず見落とすほど発見が難しい。播但道生野北出口のそばにあるが、南下すれば道路からは、ほとんど店があることは分からない。お気をつけて。場所は上記マップでチェック。

宿泊宿泊

JR竹田駅付近には宿は4件。いずれもJR竹田駅から徒歩1分程度(場所はGoogleマップで)。 そのほか、となりのJR和田山駅近郊に陣取れば、ビジネスホテルなど宿が数件ある。城跡までタクシー利用OKなら和田山駅近郊で。

  • 中井屋旅館(旅館・最大定員15人)TEL:079-674-2030
  • 竹田町屋 寺子屋はな亭(旅館・最大定員7人)TEL:079-674-0558
  • 旧木村酒造場 EN(旅館・最大定員14人)TEL:079-674-0501
  • 竹田城下まち朱々(旅館・3室)TEL:079-670-6710

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法樹寺竹田城の駐車場横には山名氏と赤松氏の供養塔がある。この辺りは山名と赤松の激戦地。余談だが両家は今に続いているらしい。また、JR竹田駅の駅前の「法樹寺」に足を運んでほしい。白壁には鉄砲狭間がある。緊急時、砦になるとのこと。鉄砲の弾痕もあったというウワサがあったが、2005年10月20日の台風23号の影響で裏山が崩落し、境内にあった石垣も崩落した。境内には竹田城最後の城主、赤松広秀の墓が残る。ちなみにこの法樹寺の前の道は旧街道。そして法樹寺の北側には竹田城への当時のルートである登山道がある。

生野銀山また、ちょっと足を伸ばせば、「生野銀山」。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が、佐渡の金山とならび財源にした採掘場だ。坑道の距離が総延長350kmというから東京~仙台間の距離に匹敵する。そのうち1kmの坑道を歩くことができる(所要時間は約40分)。当時の坑道を掘り進むスピードは1ヶ月に30cm、実際に目にすることで銀の産出が、いかに労力が必要で危険な作業なのかが伝わる。ガイドを頼むとなお面白いぞ。

余談ながら現地の古老によると、この地はもともと「死野(しの)」と言ったらしく、それでは縁起が悪いからと「生野(いくの)」になったのだとか。

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竹田城 Android用ライブ壁紙

竹田城ライブ壁紙ライブ壁紙 竹田城。竹田城の幻想的な風景をスマートフォンでお楽しみください。

天空の城は、ほかにも。

岡山県高梁市にある備中松山城は、現存の天守を有する名城。越前大野城は福井県にある城だ。まだあまり知られていないこの2城も要チェック!

このほか、津和野城(島根県)、郡上八幡城(岐阜県)、有子山城(兵庫県)、黒井城(兵庫県)、利神城(兵庫県)、高取城(奈良県)、宇陀松山城(奈良県)、赤木城(三重県)など、要するに麓に川が流れている山間の山城であれば、朝霧が発生した風景に出会える可能性が高い。城跡から望むなら城に行けば良し、遠景狙いなら地元で聞き込んでどこから望めるかを事前に調べて挑むべし。

城ファンチェック (15)

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    1996.04.12 城の観光好き さんより

    天空の城、竹田城の石垣は、地元の方の話によると、積み上げるのに15年かかったそうだ。当時、普請に百姓がかり出され、「田んぼには木が生えた」という話が残っている。その作業、どんなものだったのだろうか…。

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    1996.04.12 城の観光好き さんより

    やけに城に詳しいタクシー運転手さんに色々伺ったが、こんな話も…。占い師の方を乗せたとき「竹田城跡は世に出るまであと3年はかかる!」と言われたそうな。その4年後に角川映画「天と地と」に使われ、有名になったという。

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    1997.09.04 林田公範 さんより

    ドライブの途中で偶然に発見しましたが、まさに「天空の城」といった趣のすばらしい城跡でした。ふもとから見上げた迫力もさることながら、天守台からの眺めも絶句ものです。すっかり陶酔してしまいました。

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    1998.01.01 let's groove さんより

    車で竹田城に向かう道は、まさに山道!入り口もよく確認しなければ特に、表示板もなし!しかも駐車場から石垣の見える山頂へ上る道は、チョットした登山のよう。ぬかるんでいる可能性あり。間違ってもヒールを履いていくことは不可能!!妻を連れていって エライ怒られました…。

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    1998.10.23 うんの さんより

    3年前、大阪に転勤になったのをキッカケに単車でお城巡りをしました。竹田城も道を探しながらやっとこ見つけて大感激。今は神奈川に戻りましたが、今でもあの光景は忘れられない。

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    1999.03.03 よしき さんより

    僕、竹田城のある和田山町の出身です。竹田城には、学校の遠足とかでよく登りました(歩いて)。ところで、竹田城の向かいの山にある立雲峡は桜の名所です。春に登るといいかも。もちろん竹田城からも見える。冬はよく朝霧が出るので、夜明けから早朝がいいです。

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    1999.12.24 たなべ さんより

    石垣の竹田城は有名ですが、現在の竹田城が中世の山城の上に乗っかっているのはご存知でしたか?舗装されている登山道を登るとき、崖面をよく観察してみましょう。中世の竹田城の大きな竪堀を見ることが出来ます(ただし、夏は見にくいかも)。その他、城山のあちこちに中世の竹田城時代の曲輪を見ることができます。

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    2005.11.15 城の観光好き さんより

    城内の随所で、門跡などを示すポールが立っているが、その昔はこれが白かった。近年になってこれが茶色に塗られたのだが、自治体の人の話によると、写真家から要望があって茶色に塗ったそうだ。写真の中でそのポールが目立ちすぎるのだとか。個人的には白いポールの方がずっと良かったかも…。

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    2005.11.15 城の観光好き さんより

    実は彦根城伊予松山城とならび、「登り石垣」が確認できる城のひとつ。といって簡単に見られるわけではなく、西側斜面に井戸跡があるがそこをさらに下らなければならない。かなり危険。

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    2005.11.15 城の観光好き さんより

    石垣が魅力の竹田城。石垣の出角を積む技法である「算木積」が大成される前のちょうど過渡期の様子が見られるぞ。扇の勾配を出すために角石の間に小さな石の板を入れていることがここ竹田城では確認できる。

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    2012.03.23 タロ さんより

    サクラ満開の頃と晩秋の雲海に浮かぶ頃、石垣の美しさは多くが語るとおりです。実は裏側とも言える城の北側の集落から見る姿が一番と思いますが、多くはアクセス方法がわからないようです。撮影スポットもきた側の山中にベストスポットがあります。

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    2012.11.29 にしやまけい さんより

    登山道途中の天守台から登ったらちょうど、雲海ボランティア?の方がいらして石垣の一番大きな石にふれて願いを込めるとかなうといわれるパワースポットを教えてもらいました。11月28日朝の6時半から待ち、9時半に美しい雲海に出会い大感動しました。待った甲斐ありでした 。

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    2014.02.02 官兵衛 さんより

    本丸から伸びる「花屋敷」「南千畳」「北千畳」と呼ばれる3つの郭は、同じ高さに設計されてあるって知ってた?

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    2014.06.19 tomita3 さんより

    資料に紹介されてる書籍『史跡 竹田城跡』は2014年に改訂版が発行されました。

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    2016.02.27 shirofan さんより

    竹田城は、2016年3月1日から、史跡の保護や安全上の観点から観覧ができなくなっていた天守台の公開も再開されます。

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